2009年8月 6日
血液サラサラ
健康的な血液の流動性のイメージを期待できるとして、2000年ごろからメディアに頻繁に登場した言葉、キャッチコピーである。従来高脂血症ではないような血液の状態を印象付けるような言葉として用いられてきたが、後に人工の毛細血管のモデルを通過しやすい血液の状態を表すためにも用いられるようになった。
流行の火付け役は、1999年に放映されたNHKの「ためしてガッテン」とされる。以降、ためしてガッテンで継続的に取り上げられるようになり、血液サラサラに関連した料理本が頻繁に出版されている。
血液流動性の研究家
菊池佑二は、理学博士で、毛細血管モデルによる血液の流れを観測する機器「MC-FAN」の開発者である。1997年には、「マイクロチャネルアレイの開発と応用に関する研究」で科学技術庁長官賞を受賞している。2004年9月、「血液サラサラ博士」との肩書きにてメディアに頻繁に登場し、TV番組等のために血液検査などを行っていた。しかし、その際の経費上の不正行為により懲戒処分を受け、さらに依願退職の結果となった。菊池は、自ら開発した毛細血管モデル装置を活用して、血液の流れと健康・疾患との関係に関する基礎研究を続けていた。
菊池は、一般的な印象である、血液に油が溶けて血液がベタベタになっているイメージは間違いだという。
問題と犯罪事例
この言葉の健康イメージに目を付けた疑似科学・偽医療業者によって、違法(薬事法抵触)の商品の販売やサービスを行うことに利用された。
2006年、NHKの放送番組「ためしてガッテン」で詐欺に使われている手法が紹介された。
顕微鏡で血液を見る際に、そのまま見ると血球が重なっているため、また時間が経過すると赤血球が凝集するため、血液が「ドロドロ」であるかのようにみえる。スライドガラスにカバーガラスを強く押し付けると血液が薄く広がり、「サラサラ」になったかのようにみえる。このように同じ血液でも細工によって、「見え方」を変えることができる。
2007年11月に逮捕された事件ではこのような手口が詐欺に利用されていた。菊池は、このように赤血球の凝集を見せて高額商品を売りつけることに注意を促していた。
2007年3月、国民生活センターより、血液サラサラ等の手口で医師法違反の雑貨品販売が横行しているとして警告が発せられている。
2007年6月、ついに違法診察の捜索が実施された。また、血液サラサラのデモンストレーションの手口の暴露等の内部告発も登場してきている。
2007年11月、血液サラサラになる云々のうたい文句で高額ブレスレットを売りさばいていた健康器具販売会社の社長と幹部が詐欺容疑で逮捕される。被害者は全国で約8000名、被害総額は20億円以上にのぼる。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
血液サラサラにも詐欺があったりするらしいです。気をつけましょう。
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